F-WORLD

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2013年3月1日金曜日

「夢を持つこと」

大変悲しいニュースが入りました。

2月28日(木)、我々の活動にもご協力を頂き、大変お世話になっておりましたフリースタイル・モトクロス・ライダーの佐藤英吾選手が、福島県いわき市にある練習場での事故により病院に運ばれましたが、その後帰らぬ人となりました。

この度の突然の悲報に接し、ご家族及びご友人の方々のご心痛をお察しすると同時に、心から佐藤選手のご冥福をお祈りします。

NPO法人オンザロード福島支部が発行している「F-WORLD」2号においては、英吾選手から福島に生きる皆様へ、未来へ向けてのメッセージを頂いておりました。

追悼の意味を込めまして、掲載させて頂きます。


 以下、英吾選手のメッセージとなります。

「夢を持つこと」 

早いもので、もうあれから1年がたつ。震災や原発の問題に対して同じ福島県民でもそれぞれいろんなスタンスがあると思う。
そりゃもちろんそうだ。住む所も、置かれている環境もそれぞれ違うから。
それでも全福島県民に共通するのは「ストレス」だと思う。
ほんと国も東電もろくでもないね。結局奴らは何もしてくれない。オレたちが満足するような保証はしてくれないだろう。だって、そんな事したら、破産する。国も東電も。
だから、奴らはまともな事はしてくれない。

じゃあ、どうするか?
自分たちでやるしかないだろうう!

ん?
何をやる?

オレがこんな事を言うのは気持ちが悪くて、恥ずかしいけどあえて言う。

「それは夢を持つ事だ」
  
そして、目の前の事を楽しむ事だ。
あいつらはクソだし、頼りにならない。でも、今、目の前のストレスは現実だ。
そのストレスに決して屈する事なく、 より楽しい人生を生きる為にエネルギーを使う。
結局、生きている限り楽しむ必要がある。

放射能におびえて、笑顔もなく家に閉じこもる。

そうして、長生きしてなんの意味がある?

生きる為に生きてもしょうがない。
楽しむ為に生きるんだ。

楽しくない人生を生きてもしょうがない。
とにかくストレスに囲まれた現在、ならば自分で楽しみを生み出すしか無い。日常のささいな事から如何に楽しみを見つけるか?
それが大事だ。

そして自分の経験から人生を楽しむ為の良い方法を1つ(もちろん他にもいろんな方法がある)知っている。

それは夢を持つこと

夢に向かって努力する事は決して玖にならない。

頑張る事は苦ではないんだ。
それはもちろん大変だけど、それと同じだけの達成感や楽しさ、金では買えない、かけがえの無いものを手に入れる事が出来ると思う。

っと、ここまで偉そうに書いたけど、結局は自分がそうしたいと思ってる。

佐藤 英吾
 
 以上



 まさに、文章の通りの生き方だったと思います。

世界の佐藤英吾さん。

本当にありがとうございました。

  

    

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